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終電を逃しておうたのせんせいの家に泊めてもらうことになった。せんせいは歩くのが速くてどんどんおいていかれた。泊めてもらう3人のうち、私だけ一度お邪魔したことがあったので、覚えていた道順を頼りに追い掛けた。

せんせいの家は隠れ家みたいになっていて、表向きはスペイン料理屋だけど、カウンターのマスターに合言葉を告げると、隠し扉を開けてくれる。

扉を入ると、不思議な構造になっていて、至る所に上り・下りの階段がある。地下にいるのか2階にいるのかよくわからない、みたいな家。

目の前の階段を上がっていくと、バスルームで電話をしているせんせいを見つけた。どうやら、ほんとは今日、家に呼ぶ予定だった人に断りの電話をしていたみたい。「だいじょぶなんですか?」と聞くと、「弟だからいいのよ~」と言ってくれる。

先生は、おもてなししたいところだけど、もう疲れたから寝る、好きなように食べたり飲んだりしていいから、と言い残して、眠ってしまった。お腹もすいてた私たちは冷蔵庫を開け、遠慮なく食べた。それから、バスルームに移動してお酒をたくさん飲んだ。ボトル3、4本空けてしまった。

みんな結構酔っ払って、もう寝ようかと言いだした。私だけは、なぜか、ボトルを3本抱えてひとりでバスルームに戻り、それらを排水溝に流して捨ててしまった。空になったボトルはバスタブにごろごろ転がしたまま。

気がすんで、寝室に戻ってみんなと寝ていたら、大きな物音がして目が覚めた。階段を降りていくと、風呂上がりの外人の男と鉢合わせた。せんせいがさっき電話してたのは、この人だったんだろう、と直感した。せんせいも起きてきて、外国語で会話し始めたので、邪魔しないように部屋にもどった。

しばらくして静かになったので、また階段を降りてみると、せんせいは「信じられない、いくらなんでもこんなに飲むなんて」と独り言で怒っていた。私は、お酒を捨てたことがばれたらどうしよう、とすごく焦った。

怒られる前に逃げよう、と思って、みんなを起こし、窓から外に出た。もう夜は明けていた。同じ道を同じ方向に歩いていたのに、気付くとひとりになっていた。

ラーメン食べて帰ろう、とおもった。
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